- 【島根視察ツアーズ①】島根中央高校に行ってきました!
- 2019. 10. 7/【ブラボー先生®倍ほめコラム】
- 先日、3泊4日で京都〜大阪〜広島〜島根と、開校以来初めて教室の開校中に長期お休みを頂いて、出張に行って参りました。自身の働き方改革で、事務に関するあれやこれやは場所/時間に縛られることが無くなりました(おかげ様で益々ブラック、、、朝まぶたが開いて閉じるまでが営業時間になりましたけれども笑)。講師としてのクラス担当は、開校当時の3分の1に抑えています。こうする事でより色々な点に目を向ける事が可能になりました。そしてやはりフルタイムの専任講師として荒川教務主任が着任したのが大きいですね。塾運営に同じ日はありませんので笑、要所要所で対応が効く彼が塾にいるので安心半分、後ろ髪引かれる思い半分で出張してまいりました。
今回旅の目的は2つ。一つは既に告知済みの書籍打ち合わせ。もう一つは、『しまね留学』の視察です。初日は書籍打ち合わせを大阪で。合間に塾ジャーナル社表敬訪問、夕方に島根入りに近い広島泊。とんでもない過密スケジュール(笑)。下町塾長会議メンバー桜学舎の亀山塾長の運転で翌日島根に入りました。
さて。なぜ島根なのか。実は、島根は【過疎】という言葉が広まる発端となった県だそうです。むかしから、人材流出に危機感を持っていた県で、全国に先駆けて県外生徒を受け入れる【しまね留学】を実践してきました。その中でも一番県外留学生の多い、島根中央高校に視察に来たというわけです。東京私塾協同組合理事、あさひ未来塾の尾糠塾長と仲良くさせていただいているご縁も大きかったと思います。尾糠先生、今回のコーディネイトありがとうございました。2年越しの約束が果たせました。ずいぶんと詰め込んでてビックリしましたけれども汗。さて、島根中央高校。そもそも、島根県は、その土地柄、県外生のみならず、中学から寮生活が当たり前の土地柄だとか。ですから、どの中学・高校にも寮の設備は通常装備されているそうです。ですが、少子化に伴い、寮の必要性がすくなくなり、寮を縮小したりする中、こちらの高校では廃校となった小学校を男子寮を改良(運営は町!)。女子寮を建築する計画もあるそうです。その男子寮。小学校の機能そのまま、寮に改造したので、わたしはかなり違和感ありました。東京の子はずいぶんたくましくなると思います。怖がりの子どもは無理かも・・・(笑)。高校にも通常の寮はありました。好み分かれるところですが、私はこっち派かしら?自然もたくさん残されていて、いろんな意味で東京の子にはカルチャーショックでしょうね。
島根中央高校では、県外留学生・地元学生を交え意見交換。ひとりひとりちゃんと意見を持っていました。飾らない言葉で、自分の考えを言えることに驚き。また、高校生のこの時点で将来の夢をきちんと語れる生徒が多くいました。『将来島根の地域活性のために働きたい』、と。立派。また、本人がそんな立派なことをそうとは思わずに理想に掲げていることが素晴らしいと思いました。
どの高校でも新しい環境になじめずドロップアウトするケースがあります。ですが、不思議なことにこちらでは県外留学生のドロップアウトのケースはまれだそうです。ある種の覚悟をもって文字通り『留学』している生徒の方が若干意識がたかいのかもなと考えました。
夜は中央高校関係者・役場の皆様と懇親会。なんと三宅町長までおいでいただきました。県外留学生の可能性を町をあげて取り組んでいるのだなと感じました。もう一つ、県外生へのフォローとして特に関心を持ったのが、『町親制度』。島根県では、県外留学生ひとりひとりに地域のご家庭がホストファミリーとして交流を持つ、という試みがあるそうです。生活拠点は寮ですけれども、プライベートのフォローをしっかりと町親が担っているとか。しまね留学生を町全体でみているのですね。一人の子供に対して、実に多くの大人が面倒見ている、そんな感じ。
誤解を恐れずに言えば、ウチの学習塾など、進路相談や【え、そんなことも塾でフォローする?】って案件も多く承っておりますよ、ええ。ヘンテコな塾なのかも(笑)。勉強だけじゃなく、社会に出てもたくましく生き抜いてほしい。そんな思いから、大分おせっかいな私達であります(笑)。ですから、島根の方のこどもに対する思いを聞いたときに、【ああ、なんかいいなあ】って漠然と思いました。ちゃんと叱ってくれる大人がいる。子どもひとりひとり町親がついて、きちんとフォローしてくれる。遠く離れた親御さんも安心するのでしょうね。まず、県外留学を希望するときは、一度親子で訪れるべきでしょう。
今回旅の顚末は『下町塾長会議』の番外編としてアップされています。是非ご覧ください。下町塾長会議島根編番外編その①番外編その②留学経験あるブラボー先生が唸る
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