〈中学入試報告〉
●中学受験者数が延べ1300名超、実質倍率3.01倍という厳しい入試に。
・出願者数、受験者数ともに年々増加。
・実質倍率は2020年 1.21倍→2023年 3.01倍と驚異的な伸び方です。
「簡単には入れない学校になってきた!」というのが私の実感です。
●入試各回の実質倍率は?
・午後入試は、2/1、2/2ともに4.07倍〜7.11倍と高めの倍率。
・午前入試は2.72倍〜3.07倍と3倍前後で推移。
・2/4の「第5回入試のみ出願」が増加。高得点を取る受験生が多く、難関校残念組で駒込を視野に入れる層が増加したと思われます。
●合格点は?
・2科、4科ともに合格点は、約6割。
・算数1科、国語1科の合格点は、70点。
〈高校入試報告〉
●受験者のレベルが上がっている。出願者の内申「25」取得割合から。
内申5科「25」つまりオール5の生徒の割合です。
なんと出願者の28%が5科オール5です。出願者の約3割ですから、ちょっと驚くべき数字です。
2019年度は13.9%ですから、まちがいなく受験者のレベルが上がっています。
●受験者のレベルアップは併願校からも見て取れる。
併願校で多いのは、公立校では千葉県立東葛飾高校(合格基準偏差値72)が70名と最多。
都立高校では、竹早、北園、国際、青山、小松川、城東、上野など難関校、人気校が上位を占めています。
私立では、専修大松戸や国学院など上位校との併願者が多いです。
●各コースの合格点は?
一般入試の合格点は下記の通りです。
特S 200点/300点
S 180点/300点
国際教養140点/200点(英・社)
理系先進140点/200点(数・理)
〈大学入試合格実績〉
●大学受験の合格実績、さらに伸びました。
GMARCH以上の大学308名合格です。昨年の報告会に参加した時も素晴らしい実績と思ったのですが、さらにそれを超えてきました。
308名の内訳は、国公立40名、早慶上理ICU69名、GMARCHI199名となっています。
医学部・薬学部・看護学部が計55名。
また、東京芸大を始め、芸術系大学にも多数合格者を出しているのが、多様性を重視するこの学校らしさと言えそうです。
〈中島所感〉
入口=中学・高校入試状況、出口=大学合格実績ともに素晴らしい結果を出している学校という印象です。
偏差値で輪切りにするような教育はしないという河合校長先生のお言葉通り、多様な入試を実践されているところも共感できます。
今後もさらに注目すべき学校のひとつであることは間違いありません。