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【リレーコラム①】上手い失敗の仕方
2020. 11. 16/町屋教室の新着情報 /


御無沙汰しております。最近は動画で暑苦しくならないよう、ダイエットを毎日『考えているだけ』の町屋教室教務主任の吉澤です。

本日は、先日の5年生の都立中受験クラスでの出来事を御紹介していきますね。

宿題だった読解の記述問題の出来具合を確認したところ、

「先生、難しすぎて白紙です」
「私は、半分しか書けませんでした。」
「先生、字数からはみ出しました。」

と口々に感触を報告してくれました。ワイワイお互いが刺激し合ってくれるので「俺の方がまだマシ」「いやいや、私の方が書けてる」と挑発的発言が飛び交います。そこで

「じゃ、これが本番ならどのパターンが点数は高いかな?」と質問してみました。すると、字数からはみ出した子が「もちろん僕でしょう!」と自信満々に答えてくれました。確かに白紙はもちろん0点ですし、不足よりもはみ出すぐらい書いた方が高得点のような気もします。

そこで私は

「ブーッ!!外れ」
「みんな0点です!」

と伝えました。生徒達の落胆ぶりは書くまでも有りません。ですが、入試は条件を必ず満たしてなければ0点なんです。生徒にもそう伝えています。どんなに感動するような内容であってもです。決められた条件を見逃さず満たすことは、絶対です。普段からこのように、正確に書く訓練をしています。

しかしここで終わらないのが吉澤流。

「でもね、次につながる(ステップアップ出来る)解答はどれかな?」

と更に付け加えました。するとみんな口を揃えて「字数オーバーの解答」と答えてくれました。

もちろん、その通りです\(^^)/

前向きな間違い、これはとても大切ですね。点数的には同じ0点。でも白紙のゼロ点と字数オーバーの0点は雲泥の差が有り、全く異なる0点であること、それを生徒達は確認し合うことが出来ました。生徒には「同じ0点でも、次につながるミスにしようね。」と伝えました。模試で白紙にしない、そして点数だけ見て終わりにしない為の布石を、授業の中でこのように打っていきます。

更に、もう1つ大事なことがあります。

全員が間違えなかったら、このようなことも未経験のまま素通りしていくということです。「なんとなく」で過ぎ去ってしまい、経験として記憶に残ることはありません。生徒がそれぞれ完璧でないからこそ、お手本となってみんなに示せるのですね。

とかく大人は「ミス」を敬遠し、なるべく子供がミスしないようにと、気を遣いがち。ですが、それでは学ぶ機会を奪いかねません

「予め間違えないように」授業をすることは私はほとんどありません。むしろ積極的に間違えてもらって経験してもらうようにしてます。その方が確実に生徒の記憶に残り定着率が良いからです。

『失敗は伸びる前兆』です。(^-^)/


町屋教室教務主任  吉澤


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