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【教務主任ご挨拶】読解力って結局なに?
2024. 4. 15/【ブラボー先生®倍ほめコラム】 /
ご無沙汰しております!

体長 1.5メートル。
棲息地域 町屋界隈
特技 年齢詐称・徘徊
苦手 禁酒

の吉澤です。

受験が一段落し、この時期は新学年で、新クラス、新メンバー、新講師陣。フレッシュな風が塾内で吹いています。私もなるべく鮮度を保とうとこの風にあやかろうと思います。

今回は読解力についてのお話です。

国語の学力は即効性がなかなか無いのが難点です。

一つの文章の解釈を数時間かけて長く深堀りし続けるのが小・中・高等学校教育の国語のカリキュラムです。

それでいて学力テストとか、入試問題は教科書からの出題ではなく「初見」での勝負ですよね。

この時点ですでに対策が異なります。定期テストは授業のメモや配布資料、プリント、ワークを勉強すればある程度の点数は確保出来ます。範囲が指定された定期テストでありながら点数が芳しくなければ、残念ですが本人の勉強不足と言わざるを得ません。

しかし実力を問われる初見の文章を扱うテストとなると、これは勉強不足というより経験値が関係してきます。

生徒が「筆者の気持ちなんてわかるわけねぇ〜。本当にそんときにそんな風に思っていたかわかんないじゃん」とよく言い訳してきます(笑)

その通りですね。だって筆者が問題を作ったわけではないので、イコールにはなりません。

だから

「気持ちは想像するんじゃなくて手がかりを文章から探さないとなの。」

と伝えています。

例えば物語の一部に以下の文章があったとしましょう。AとBで比較してみて下さい。

A
その瞬間空を見上げると、雲の切れ目から綺麗な青空が広がっていくのが見えた。

B
その瞬間空を見上げると、どんよりとした灰色の雲が一面を覆っており、どこを探しても青空は見当たらなかった。

AとBの描写からは、見上げた人物の気持ちが天気に反映されているのがわかりますね。

こういった細部の読み取りがいわゆる読解力です。

読解力と言うと抽象的ですので言い換えるならば【分析力】でしょうか。

国語にはこの分析力が必要で、感情移入は必要ありません。自分に置き換えて考えてもいけません。

しかしながら、分析力は暗記でどうこうなるものでもないので、そこは経験値を上げていくしかありません。

初見での分析力…これがいわゆる読解力の正体ですね。

そして自由塾で記述問題を重視するテキストを採択しているのも、この分析力を重視しているからであります。

単純に

「アで間違えたから、イ。イでも違うならウ」

といった選び方では分析力は養えません。子供たちにはたくさん考えて試行錯誤してもらいたいので、記述問題を重んじています。

さて、新学年いよいよスタートです。頑張っていきましょう! 


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