- 【島根視察ツアーズ②】山村留学センタ-こだま園~北三瓶中学校・小学校
- 2019. 10. 14/【ブラボー先生®倍ほめコラム】
県外からの留学生を募集している島根県へ、自由塾の子供たちの可能性を探りに、視察に来ています。高校の部第一弾はこちら
さて、島根視察ツアーズ2日目。この日は石見銀山、国立三瓶山公園を観光(台風の影響で絶景を見る事は叶いませんでしたが)した後、こちら島根県太田市教育員会が管理運営主体(!)の山村留学センター三瓶こだま園さんへ。ここで子供達同様、宿泊体験をさせて頂きました。こちらの施設、全国から小学生・高校受験を控える中学生が共同生活を送っています。電波も入るか入らないかの場所。当然、子供たちはケータイなどもっていません。ゲーム?あるわけないでしょう(笑)。朝、ラジオ体操していたのでラジオはあるはずです(笑)。
センターには、小学生6名中学生5名の11名と、住み込みの職員さんで共同生活をしています。毎朝ラジオ体操。三瓶山に大きな声で挨拶して(こだま園!)、自分たちで食事の配膳、後片付け。ここから皆大田市立北三瓶中学校・小学校へ通学しています。月に何日か程、センターから少人数単位で農家へファームステイもするそうです。集団生活と農家で田んぼや乳しぼりなど農業のお手伝いを。さらに学校へ行き、勉強もする。思っているより忙しそうでした。(左)こちらは生徒達の部屋。相部屋です。(右)共同生活一日のながれ
この日夕食後、子ども達による太鼓演奏を披露していただきました。いままでニコニコとお話ししていた小学生も、とっても真剣な表情で演奏しているのが印象的でした。演奏を聴いた後、東京からツアーで来た学習塾の先生方、市の職員さんなど輪になり座談会。
ふつうこんなシチュエーションでは、こどもって委縮しちゃって何もいえないですよね?それがここにいる小学生から高校受験生は、たどたどしくも【自分の言葉で】意見を言える。これはすごいと思いました。島根中高高校に行った時も感じたのですが、この環境にいたら、随分たくましくなるようです。実際、彼等は口々に『ここ(この環境で)変わった。』と言ったのです。これにはたまげました。子どもによっては自分の意思で来たわけではない子もいました。『親が(山村留学センターを)見つけてきた』、『親に勧められた』と。キッカケは様々。そりゃそうでしょう。私たちだってしらなかったんですから。一年制の留学期間で、それでも何年も延長する子がいるくらい、皆この場所・この生活になじんでいます。そして、多くを得てその先の人生へとつなげていくのでしょう。懇親会の後、【塾長会議】の番外編撮影。初のゲストはあさひ未来塾の尾糠塾長です!台風一過。素晴らしい朝になりました!
次の日の朝、彼等が登校している大田市立北三瓶中学校・小学校にも見学に行ってきました。今年はついに山村留学センターの子供が地元の子どもを上回ったそうです。大田市立北三瓶中学校職員8名・小学校職員9名。今年の小学生はセンター生含め16名で、中学生は12名です。小学校中学校(同じ場所に併設している)の教頭先生・先生方とお話していて印象的だったのは、『最上位の学力は子どもの力量にもよるが、少なくとも学力で置いてきぼりを作らない』という事。きちんとボトムアップできるだけの人数を配置できる、と。きめ細かな授業と質問がしやすい少人数制って、われわれのような小さな集団個別学習塾に近しいものがある、と感じました。
山村留学センタ―には、東京からも(足立区や文京区からも!)来ている子がいましたので、知らない国のお話しではありません。もしも興味あれば是非お申し付けくださいね。私の役目は、『こんな選択肢もあるよ』と提示する事。オススメするしないか、は子供によって違います。これは都内の学校に進学する子どもの保護者面談でも同じです。島根最終日。松山城見学や出雲大社をお参りする機会も少しだけありました。帰ってきたら入塾生が3人立て続けにあってので、ご利益あったかしら?
山村留学センターの短期宿泊体験などは、たとえば非受験で無意欲でゲームばっかしてどうしたもんかしら?って小学生には劇的な効果があるかも??パンフレットありますので、色々な可能性を探っていきましょう。下町塾長会議番外編はこちらから御朱印ジャーになりました
自由塾町屋教室
ブラボー先生
- 中学選びのポイント
- 2019. 10. 12/入谷教室のブログ
小学6年生は公立の中学を選ぶ時期がきましたね。
中学校は校長先生により大きく学校の色が変わってきますが、伝統的に変わらない部分もあります。
毎年多くの生徒を見て、学校の様子を聞いておりますので、私共も学校ごとの特色をつかんでおります。
中学校選びのポイントはいくつもあると思います。
例えば、バスケットボールを強い学校でやりたいということであれば、バスケットボール部の強豪校を選べば良いわけです。また、学校ごとに学力の差があるのは事実なので、学力の高い学校での学校生活を望むのであれば学力の高い学校を選ぶことがベストでしょう。
どの学校を選べば良いかわからない場合は、学校選びの一つのポイントとして、高校入試を見据えて内申の取りやすい学校を選ぶ方法があります。
※内申とは簡単に言うと通知表の成績のことです。
内申は高校入試の際、特に都立高校を受験する場合はかなり重要になってきます。
先にも述べたとおり、学力の高い学校は内申を取り辛くなってきます。内申が取れないと高校選びが厳しくなってきてしまいます。ですので、学力が高いからといって安易にその学校を選んでしまうと、後に苦しくなってくる場合もあります。
中学校選びは大切です。
学校選びでお悩みな方はご相談ください。
- 【島根視察ツアーズ①】島根中央高校に行ってきました!
- 2019. 10. 7/【ブラボー先生®倍ほめコラム】
- 先日、3泊4日で京都〜大阪〜広島〜島根と、開校以来初めて教室の開校中に長期お休みを頂いて、出張に行って参りました。自身の働き方改革で、事務に関するあれやこれやは場所/時間に縛られることが無くなりました(おかげ様で益々ブラック、、、朝まぶたが開いて閉じるまでが営業時間になりましたけれども笑)。講師としてのクラス担当は、開校当時の3分の1に抑えています。こうする事でより色々な点に目を向ける事が可能になりました。そしてやはりフルタイムの専任講師として荒川教務主任が着任したのが大きいですね。塾運営に同じ日はありませんので笑、要所要所で対応が効く彼が塾にいるので安心半分、後ろ髪引かれる思い半分で出張してまいりました。
今回旅の目的は2つ。一つは既に告知済みの書籍打ち合わせ。もう一つは、『しまね留学』の視察です。初日は書籍打ち合わせを大阪で。合間に塾ジャーナル社表敬訪問、夕方に島根入りに近い広島泊。とんでもない過密スケジュール(笑)。下町塾長会議メンバー桜学舎の亀山塾長の運転で翌日島根に入りました。
さて。なぜ島根なのか。実は、島根は【過疎】という言葉が広まる発端となった県だそうです。むかしから、人材流出に危機感を持っていた県で、全国に先駆けて県外生徒を受け入れる【しまね留学】を実践してきました。その中でも一番県外留学生の多い、島根中央高校に視察に来たというわけです。東京私塾協同組合理事、あさひ未来塾の尾糠塾長と仲良くさせていただいているご縁も大きかったと思います。尾糠先生、今回のコーディネイトありがとうございました。2年越しの約束が果たせました。ずいぶんと詰め込んでてビックリしましたけれども汗。さて、島根中央高校。そもそも、島根県は、その土地柄、県外生のみならず、中学から寮生活が当たり前の土地柄だとか。ですから、どの中学・高校にも寮の設備は通常装備されているそうです。ですが、少子化に伴い、寮の必要性がすくなくなり、寮を縮小したりする中、こちらの高校では廃校となった小学校を男子寮を改良(運営は町!)。女子寮を建築する計画もあるそうです。その男子寮。小学校の機能そのまま、寮に改造したので、わたしはかなり違和感ありました。東京の子はずいぶんたくましくなると思います。怖がりの子どもは無理かも・・・(笑)。高校にも通常の寮はありました。好み分かれるところですが、私はこっち派かしら?自然もたくさん残されていて、いろんな意味で東京の子にはカルチャーショックでしょうね。
島根中央高校では、県外留学生・地元学生を交え意見交換。ひとりひとりちゃんと意見を持っていました。飾らない言葉で、自分の考えを言えることに驚き。また、高校生のこの時点で将来の夢をきちんと語れる生徒が多くいました。『将来島根の地域活性のために働きたい』、と。立派。また、本人がそんな立派なことをそうとは思わずに理想に掲げていることが素晴らしいと思いました。
どの高校でも新しい環境になじめずドロップアウトするケースがあります。ですが、不思議なことにこちらでは県外留学生のドロップアウトのケースはまれだそうです。ある種の覚悟をもって文字通り『留学』している生徒の方が若干意識がたかいのかもなと考えました。
夜は中央高校関係者・役場の皆様と懇親会。なんと三宅町長までおいでいただきました。県外留学生の可能性を町をあげて取り組んでいるのだなと感じました。もう一つ、県外生へのフォローとして特に関心を持ったのが、『町親制度』。島根県では、県外留学生ひとりひとりに地域のご家庭がホストファミリーとして交流を持つ、という試みがあるそうです。生活拠点は寮ですけれども、プライベートのフォローをしっかりと町親が担っているとか。しまね留学生を町全体でみているのですね。一人の子供に対して、実に多くの大人が面倒見ている、そんな感じ。
誤解を恐れずに言えば、ウチの学習塾など、進路相談や【え、そんなことも塾でフォローする?】って案件も多く承っておりますよ、ええ。ヘンテコな塾なのかも(笑)。勉強だけじゃなく、社会に出てもたくましく生き抜いてほしい。そんな思いから、大分おせっかいな私達であります(笑)。ですから、島根の方のこどもに対する思いを聞いたときに、【ああ、なんかいいなあ】って漠然と思いました。ちゃんと叱ってくれる大人がいる。子どもひとりひとり町親がついて、きちんとフォローしてくれる。遠く離れた親御さんも安心するのでしょうね。まず、県外留学を希望するときは、一度親子で訪れるべきでしょう。
今回旅の顚末は『下町塾長会議』の番外編としてアップされています。是非ご覧ください。下町塾長会議島根編番外編その①番外編その②留学経験あるブラボー先生が唸る
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